私がレストランのことを書くなんて、ものすごく珍しいのですがやっと行きたかったレストランについに行ってきました!
行ったのは、ロンドン南東Woolwich(最寄駅はDLRとNational RailのWoolwich Arsenal駅)のチベット料理屋さん。
メイン通りに面していて、お店の外観は2枚目の写真の通りまるでテイクアウェイのお店なので私達は普通に一回通りすぎちゃいました。
チベット料理って何ですか?って感じかもしれないですが、有名なのは「Momo」と呼ばれる餃子みたいなものです。
で、何でここのレストランを選んだかと言うと、検索してもここしか出てこなかったんです(笑)
ネパール料理屋のMomoはいっぱい出てくるけど、チベット料理屋が全然出てこなくて。
Sunday Up Marketでチベット料理のストールがあってMomoは何度か食べたことがあったのですが、Momoだけじゃなくて他のチベット料理も食べてみたいということでいざ出陣。
私たちが注文したのはMomoとFried MomoとThenthukという手で千切られた麺みたいなのが入ってるヌードルスープ、じゃがいもの千切りを炒めたものを全部ベジタブルメニューから注文しました。
飲み物はちょっと記憶の隅っこにいっちゃってたのですがメニューを見た瞬間「Tibetan Butter Tea」に即決!
憧れの「Momo」は丸いのを想像して行ったんですが、餃子みたいな形でした。
お味はジューシーで美味しい!
これこれ~これですよ!
さ、ここからは何でチベット料理屋に行きたかったのかということなのですが・・・
私は昔からたかのてるこさんの旅行記が大好きで、一番初めに読んだ「ガンジス河でバタフライ」で衝撃を受け、それから出されている本は全部読んだのですが、その中の一冊で「ダライ・ラマに恋して」という本を随分前に読んで、イギリスに移って来た時に数少ない本の一冊として持ってきていました。
で、この本でたかのてるこさんが表現されている「Momo」の美味しそうなことといったらないのです!
ということでずっとずっといつかチベット料理を食べたいと思っていました。
ちなみにこの本の感想は特に書きませんが、ただ「Momo」を食べておいしそうというだけではなくてチベット問題についてたかのてるこさんが体験されたことを書かれていて、チベットのことをよく知らなかった私にもとても興味深い内容でした。
何と言っても、ラオス人の恋人にふられて(この恋のお話はまた別の「モンキームーンの輝く夜に」という本で書かれています)生きながら死んでるような生活を送っていた時に書店でたまたま目に入ったダライ・ラマ法王の本を手にとったのがきっかけでダライ・ラマ法王に心を癒され、どうしてもダライ・ラマ法王に会いたいという思いでインドのダラムサラまで行き、なんとダライ・ラマ法王に個人的謁見を果たしたっていうすごいお話なんです。(実話ですよ)
ということで、このレストランに入った途端目に付くのはダライ・ラマ法王の写真。
あぁ~来た!と思いました。
で、ちなみに「Tibetan Butter Tea」ですが、これも本の中で何回も登場するのですがものすご~く美味しくなさそうやな~と思っていたので記憶から抜けていました。
実際のお味は・・・ぼんやりしたお味でした(笑)
本当は塩も入ってるはずなのですが、このお店のは塩は入っておらず想像したより大丈夫でした。
ちなみに「Tibetan Butter Tea」とは
こんなものです。
で、今この記事を書きながらレストランでこれ何やろ?って思ってたメニューの謎が解けました。
Tsampa(ツァンパ)と呼ばれる小麦からできた、見た目がパンを成型する前の生地みたいなもの、これはチベットでは主食だそうです。
食べてみたら良かった!また今度行かねば!
ちなみにこのレストランで3人で行って料理を4品と飲み物を各自1杯ずつ注文して、お会計はまさかの23.5ポンド!
安っ!
お店はひっきりなしに人が入ってきて、私達が出る頃には満席になっていました。
で、偶然にも先月開催されたグラストンベリーのフェスティバルで、何とPatti Smithのステージにダライ・ラマ法王が立たれたそうです。
うーん、すごいタイミングでダライ・ラマ法王の話題!
先月私は別のフェスティバル(Field Day)で丁度Patti Smithを見たところだったので、間接的にダライ・ラマ法王に近づいたってことになるかな~と一人無理やり喜んでいました。
というこで、きっともうこんなに熱くレストランの記事を書くこともないかと思いますが(笑)
色んな人種が住んでいて、色んな国の料理が食べられるここロンドンでチベット料理にもしご興味あれば是非。
まずは、自分の中で盛り上がるために「ダライ・ラマに恋して」を読まれてから行くことをお勧めします(笑)