ブログサボっているうちにもう1週間以上前の話になってしまいますが、記録がてら。
Paul Thomas Anderson監督作の「There Will Be Blood」という映画の音楽をRadioheadのJonny Greenwoodが手掛けたのですが、今回はRoyal Festival Hallにてこの映画の上映とLondon Contemporary OrchestraとJonny Greenwood本人もOndes Martenotを生で演奏するということで、この貴重な機会を逃すまいと行ってきました。
この日を迎えるまで、Jonnyが出演しないことになったというお知らせを受け取って落ち込んだり、公演の2週間前ぐらいにJonnyのツイートでやっぱり出れることになりましたということで喜んだり一喜一憂していたのですが(笑)
席が本当に後ろの後ろの方だったのでJonnyの姿はちらっと指揮者のHugh Bruntの後ろに見えるぐらいでした。
私は映画自体を初めてみたので、映画に集中していたらオーケストラの演奏であることをすっかり忘れて、なんか鳥肌立つほどの臨場感だと思ってふと我にかえるとオーケストラの演奏が熱がこもっててなるほどって思ったり、ちらちら目の端にJonnyの姿を捉えたりとっても忙しい感じでした(笑)
映画も素晴らしかったですが、オーケストラの演奏がまたそれをより一層情緒豊かにというか臨場感溢れる感じにしていて本当に素晴らしかったです。
こんな貴重な機会に立ち会えて本当良かった!
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Sunday, 5 February 2017
Tuesday, 9 August 2016
The Fall "映画 The Fall"
連日家に帰ってオリンピックを見るのが日課になっております。
7月末のことになりますが、久しぶりに素晴らしい映画を見たので記録しておこうかと。
映画館はBrixtonのRitzy。前から存在は知っていたけど私は初めて入りました。
で、見に行った映画ですが、「The Fall」という映画。
1984年のロサンゼルスオリンピックの女子3000メートルの決勝で起こった「転倒」についてアメリカ代表として走ったMary Deckerと南アフリカ生まれながら英国代表として走ったZola Buddの二人のコメントや回想や、当時のメディアに支配されていた様子などを描いた映画です。
残念ながら私は1984年のロサンゼルスオリンピックについては全く覚えていないのですが、その当時のメディアのあり方に翻弄された二人、世界情勢や南アフリカの情勢、政治的なことが大きく絡んだ状況、純粋に走りたい、誰よりも早く走ってオリンピックでメダルと取りたいという2人の夢が打ち砕かれた様子、30年以上経って再開する2人の様子などとっても胸が熱くなりました。
この日はなぜBrixtonまで足を運んだかというと、実はこの映画鑑賞後Mary DeckerとZola Budd本人と監督Daniel Gordonの3人のQ&Aがあったからなのです。
しかも、私たちの席は一番前!?ということで本当に1メートルぐらい目の前に3人が並んでいて、写真はないですがとっても真摯に質問に答えてくれていました。
一番印象的だったのは、Maryが本当に心底うんざり「オリンピックイヤーになると毎回映画のお話しがあったり、あの時のことを聞かれるのよね」って言ってたこと。いつか何かの形ですっきりけじめをつけたかったのかなと。
当時10代前半だった陸上好きの相方は、もう自分の目の前にZolaとMaryがいるということが本当に信じられない様で心から感動していました。
Tuesday, 14 October 2014
West Hill School on Broomhill Road
映画「About A Boy」のロケ地の一つ、主人公Marcusが行っていた学校。
ここで、Marcusと彼のお母さんが別れる前の会話をするシーン↓
「Who are you?」
「I'm me.」
「And what are you not?」
「A Sheep」
「And what does a sheep go?」
「Baa」
というのが撮影されたんですね。
(気持ち悪いことに、この映画観すぎて上のシーンの台詞全部覚えてた私。こわー)
そして、School ConcertでMarcusが歌うことを聞きつけて、学校の前の木の柵の前をHugh Grantが走るシーンも、ここです。
ここをHugh Grantが走ったんです。
と、かなりマニアックなお話ですが、実はこの学校私の家の結構近くにあったことに今更気づいて、買い物ついでに寄ってみました。
私の頭の中は映画のサントラの曲Badly Drawn BoyのSomething to Talk Aboutでいっぱいになっておりました。
この映画ほとんどはロンドンの北の方でのロケだと思っていたので嬉しい発見。
今度暇なときに、映画の中でMarcusと母Fionaが住んでた場所にも行ってみようと目論んでいます。
なぜ私がこんなに映画About A Boyが好きかというのが気になった方はこちらをご覧下さい。
Saturday, 20 September 2014
20,000 DAYS ON EARTH
本日9月19日より公開の映画「20,000 DAYS ON EARTH」ですが、17日にBarbican Centreで行われた先行試写会・舞台挨拶に行ってきました!
映画が始まる前のレッドカーペットで、左からディレクターの一人Jane Pollardと主演のNick Caveそして映画にゲスト出演していたRay Winstone。
ちなみにもう一人のディレクターはIain Forsyth。
映画の後のQ&AがありNick Caveのコメントがいちいちおもしろく普段のライブとは違う面が見れました。
生演奏ではNick CaveとThe Bad SeedsのメンバーWarren EllisとBarry Adamsonと3人での演奏。
Q&Aでもあった「この映画はどのジャンルに位置づけられますか?」という質問ですが、ディレクターの二人もカテゴライズできないと言っていたように、完全ドキュメンタリーでもないし、かといってプロットがあるわけでもないし、Nick Caveが全面に出てはいるけれど彼のバイオグラフィーでもない、とてもユニークな映画です。
途中Warren EllisとNick Caveの会話のシーンが強烈に面白すぎて会場中みんなげらげら笑いが。
この映画には短いシーンですが昔Nick CaveとデュエットしたKylie Minogueも出演しています。
記憶というテーマがいろんなところに散りばめられていて、Nick Caveが言葉やイメージを書きなぐったノートの一部や、彼が昔住んでいたアパートの部屋の様子を写した写真や、レコーディングや曲を制作中の様子から、良い意味でNick Caveの奇人ぶりというか超アーティスティックな面が見れておもしろかったです。
そして、いつもよりかなり大人しめのピアノとバイオリンとベースという構成の演奏も見れて、なんか異空間に飛んで行ったみたいな体験ができました。
映画が始まる前のレッドカーペットで、左からディレクターの一人Jane Pollardと主演のNick Caveそして映画にゲスト出演していたRay Winstone。
ちなみにもう一人のディレクターはIain Forsyth。
映画の後のQ&AがありNick Caveのコメントがいちいちおもしろく普段のライブとは違う面が見れました。
生演奏ではNick CaveとThe Bad SeedsのメンバーWarren EllisとBarry Adamsonと3人での演奏。
Q&Aでもあった「この映画はどのジャンルに位置づけられますか?」という質問ですが、ディレクターの二人もカテゴライズできないと言っていたように、完全ドキュメンタリーでもないし、かといってプロットがあるわけでもないし、Nick Caveが全面に出てはいるけれど彼のバイオグラフィーでもない、とてもユニークな映画です。
途中Warren EllisとNick Caveの会話のシーンが強烈に面白すぎて会場中みんなげらげら笑いが。
この映画には短いシーンですが昔Nick CaveとデュエットしたKylie Minogueも出演しています。
記憶というテーマがいろんなところに散りばめられていて、Nick Caveが言葉やイメージを書きなぐったノートの一部や、彼が昔住んでいたアパートの部屋の様子を写した写真や、レコーディングや曲を制作中の様子から、良い意味でNick Caveの奇人ぶりというか超アーティスティックな面が見れておもしろかったです。
そして、いつもよりかなり大人しめのピアノとバイオリンとベースという構成の演奏も見れて、なんか異空間に飛んで行ったみたいな体験ができました。
Sunday, 11 May 2014
Frank
土曜日は突然激しい雨が降りだして(続かないんですけど)出かける気をなくしていましたが、映画お見に出かけました。
今年に入って私にしては珍しくたくさん映画を観に行っているような。
「Frank」というLenny Abrahamson監督の映画を観てきました。
Jonは音楽に興味があり、地味に家で作曲している普通の会社員。
ある日海辺で投身自殺を図ろうとしているキーボードプレーヤーに出くわし、その場にいた他のバンドメンバーに軽く「僕もキーボード弾けるよ」と言ったところから奇異なバンドとつながることになる。
Frank Sidebottomというキャラクターで活躍していたコメディアンの、巨大な顔の被りものに似たものを24時間ずっとつけているFrankというのがボーカルでありこの映画のメインキャラクター。
Jonがバンドに入るまで危うげなバランスを保っていたこのバンドが、大きな夢と野望を抱くJonに引っ張り込まれメジャーな音楽をやろうとしてこのバランスが崩れていってしまうという。
Frankのエキセントリックなところと、普通の人の感覚を持っているJonの感覚がぶつかってなんともおもしろく、Frank側の人間になれたらみたいなJonの憧れとかなんとなくわかるというか。
なかなか、興味深い映画でした!
Sunday, 8 December 2013
About A Boy
この季節になるとどうしても見たくなる映画。
あんまり映画自体見ないのですが、冬のロンドンと言えば私にとってはこれ。
元々Nick Hornby原作の本の方を先に読んでいて、本がものすごく好きだったので映画も見たという感じでした。
本が映画化されるとよくありがちな、話が省略されすぎていて映画としてはどうなん?という感はちょっとありますが、
それでも主役の男の子を演じたNicholas Hoult君がほんとにはまり役で、彼の台詞をマネして言いたくて英語字幕をつけて何度も見た記憶があります。
映画というか原作の本のタイトルである「About A Boy」の所以たる話の箇所が映画では省かれているのが残念ですが、アメリカの伝説的バンドNirvanaの「About A Girl」という曲名がタイトルの元となっています。
そして、映画の音楽を手がけたのがBadly Drawn Boyという私の大好きなアーティスト。
(最近彼のライブを見た時のことはこちら)
このサントラも大好きで、秋から冬にかけてやたらと聴きたくなる一枚。
ロンドンの街歩きのお供には最高のサントラです。
普通の生活で感じるふとした感じの孤独感とか、それでも人は一人で生きてるわけじゃないんだという結構大きなメッセージがテーマになっていて
ちょっと迷いそうになった時に見たくなる一本。
No man is an island.
あんまり映画自体見ないのですが、冬のロンドンと言えば私にとってはこれ。
元々Nick Hornby原作の本の方を先に読んでいて、本がものすごく好きだったので映画も見たという感じでした。
本が映画化されるとよくありがちな、話が省略されすぎていて映画としてはどうなん?という感はちょっとありますが、
それでも主役の男の子を演じたNicholas Hoult君がほんとにはまり役で、彼の台詞をマネして言いたくて英語字幕をつけて何度も見た記憶があります。
映画というか原作の本のタイトルである「About A Boy」の所以たる話の箇所が映画では省かれているのが残念ですが、アメリカの伝説的バンドNirvanaの「About A Girl」という曲名がタイトルの元となっています。
そして、映画の音楽を手がけたのがBadly Drawn Boyという私の大好きなアーティスト。
(最近彼のライブを見た時のことはこちら)
このサントラも大好きで、秋から冬にかけてやたらと聴きたくなる一枚。
ロンドンの街歩きのお供には最高のサントラです。
普通の生活で感じるふとした感じの孤独感とか、それでも人は一人で生きてるわけじゃないんだという結構大きなメッセージがテーマになっていて
ちょっと迷いそうになった時に見たくなる一本。
No man is an island.
Tuesday, 8 October 2013
Riverside Studios
日曜日お散歩のついでに立ち寄ったのがHammersmith Bridgeを渡ってすぐのところにあるRiverside Studios。
ちょっとした絵のエキシビジョンをたまにやっているので覗いてみたのですが・・・
受付に誰もおらずどこでやってるのか聞けなかったのであえなく退散(苦笑)
ちょっとユニークな映画(各国の)を上映していてカフェも併設されています。
ここで映画を見たこと1回ぐらいしかないので、またの機会に映画見に来たいな。
川沿いじゃなくても川が近いと、「Riversideなんちゃら」という名前の店やレストランなどけっこうみかけますが、
こちらは正真正銘のRiverside。
ここはテムズ川の北川Hammersmithにあるのですが、テムズ川の南側の我が家からなんと一度も信号を渡らずに来れる場所なのです。
徒歩約30分、厳密にはこのルートで行くと、信号機もありません。
信号は渡りませんが川は渡るという。
Riverside Studiosの前のカフェもにぎわっていてめちゃめちゃのんびりした日曜日の風景でした。
全くおしゃれでもなんでもない我が家近辺ですが、ちょっとゆっくりしたい週末にぼちぼち散歩しながら新しい風景を発見するのが最近趣味みたいになっています(笑)
ちょっとした絵のエキシビジョンをたまにやっているので覗いてみたのですが・・・
受付に誰もおらずどこでやってるのか聞けなかったのであえなく退散(苦笑)
ちょっとユニークな映画(各国の)を上映していてカフェも併設されています。
ここで映画を見たこと1回ぐらいしかないので、またの機会に映画見に来たいな。
川沿いじゃなくても川が近いと、「Riversideなんちゃら」という名前の店やレストランなどけっこうみかけますが、
こちらは正真正銘のRiverside。
ここはテムズ川の北川Hammersmithにあるのですが、テムズ川の南側の我が家からなんと一度も信号を渡らずに来れる場所なのです。
徒歩約30分、厳密にはこのルートで行くと、信号機もありません。
信号は渡りませんが川は渡るという。
Riverside Studiosの前のカフェもにぎわっていてめちゃめちゃのんびりした日曜日の風景でした。
全くおしゃれでもなんでもない我が家近辺ですが、ちょっとゆっくりしたい週末にぼちぼち散歩しながら新しい風景を発見するのが最近趣味みたいになっています(笑)
Thursday, 28 February 2013
I Wish 奇跡
映画見に行く?と相方に誘われて、うーん何見るん?と聞いたところ「Lincoln」と言われたので見に行くことにした私。
毎度のことながら、上映時間ぎりぎりに映画館に駆け込み席に着いたとたん
「ちなみに、この映画Lincolnじゃないから!」と相方。
はぁ?!?!
そして映画が始まりました。
に、に、日本語?!
なぜか相方にサプライズされ日本では「奇跡」というタイトルの映画(こちらでは「I Wish」)を見てきました。
これ見たかったし!普通に言うてくれたら、渋らず行ったのにLincolnやと言うから一応下調べせなあかんかなぁと思ったのがいらぬ心配でした。
映画のストーリーは小学生の兄弟、航一と龍之介は、両親の離婚で、鹿児島と福岡で暮しはじめる。ある日、航一は、新しく開通する九州新幹線、「つばめ」と「さくら」の一番列車がすれ違う瞬間を見ると奇跡が起こるという噂を聞き、もう一度、家族で暮したい航一は、弟と友達を誘い“奇跡”を起こす計画を立てる。という話。
主演のまえだまえだの二人の関西弁を聞いてると、なんでか自分の子供の頃を思い出し、こういう家族もんにめっぽう弱い私は
絶対泣くところじゃないところでもうマスカラとれますよーってぐらいに涙一杯にためながら見てました。
子供の頃無駄に走ってたよなーとか、弟とポテトチップスを巡る壮絶な戦いを繰り広げてたよなーとか、学校の保健室憧れたよなーとか。
近所の空き地に秘密基地なるものを作ったり、工事現場の砂山にお菓子持って山登りに行ったり、ちっさい世界が楽しい世界やったなと。
自然な子供達同士の会話とかものすごいよくできてるなぁと思う素敵な映画でした。
ODEONという映画館で見たのですが、ODEONってハリウッド映画とかメジャーな映画を上映してるイメージしかなく、日本の映画とか
アーティーな感じの映画とかは見れないと思っていたのですが、ODEONでも場所によっては色々なタイプの映画を上映してるんですねぇ。
新たな発見。
でも、何で普通に日本の映画見に行くと言ってくれへんかったのかは謎です・・・。
毎度のことながら、上映時間ぎりぎりに映画館に駆け込み席に着いたとたん
「ちなみに、この映画Lincolnじゃないから!」と相方。
はぁ?!?!
そして映画が始まりました。
に、に、日本語?!
なぜか相方にサプライズされ日本では「奇跡」というタイトルの映画(こちらでは「I Wish」)を見てきました。
これ見たかったし!普通に言うてくれたら、渋らず行ったのにLincolnやと言うから一応下調べせなあかんかなぁと思ったのがいらぬ心配でした。
映画のストーリーは小学生の兄弟、航一と龍之介は、両親の離婚で、鹿児島と福岡で暮しはじめる。ある日、航一は、新しく開通する九州新幹線、「つばめ」と「さくら」の一番列車がすれ違う瞬間を見ると奇跡が起こるという噂を聞き、もう一度、家族で暮したい航一は、弟と友達を誘い“奇跡”を起こす計画を立てる。という話。
主演のまえだまえだの二人の関西弁を聞いてると、なんでか自分の子供の頃を思い出し、こういう家族もんにめっぽう弱い私は
絶対泣くところじゃないところでもうマスカラとれますよーってぐらいに涙一杯にためながら見てました。
子供の頃無駄に走ってたよなーとか、弟とポテトチップスを巡る壮絶な戦いを繰り広げてたよなーとか、学校の保健室憧れたよなーとか。
近所の空き地に秘密基地なるものを作ったり、工事現場の砂山にお菓子持って山登りに行ったり、ちっさい世界が楽しい世界やったなと。
自然な子供達同士の会話とかものすごいよくできてるなぁと思う素敵な映画でした。
ODEONという映画館で見たのですが、ODEONってハリウッド映画とかメジャーな映画を上映してるイメージしかなく、日本の映画とか
アーティーな感じの映画とかは見れないと思っていたのですが、ODEONでも場所によっては色々なタイプの映画を上映してるんですねぇ。
新たな発見。
でも、何で普通に日本の映画見に行くと言ってくれへんかったのかは謎です・・・。
Monday, 11 February 2013
The Imposter
そう言えば、昨日の夜BAFTA(British Academy Film and Television Awards)をテレビで見ていて思い出したので書いてみます。
普段あまり映画を見ないのですが、クリスマスに時間がたっぷりあったのでみんなで映画鑑賞となり見た映画。
「The Imposter」というドキュメンタリー映画です。
BAFTAではBest documentary枠にノミネートされてましたが、入賞はならず。
1994年に13才で失踪したアメリカテキサス出身のNicholas Barclayを装ったフランス人Frederic Bourdinの実話に基づくドキュメンタリー。
アメリカのFBIなどが面談などをしたにも関わらず、Nicholasを装ったFredericはNicholas本人と認められスペインからアメリカに上陸を果たします。
それだけでも驚きですが、TV出演したり、家族からも家族として扱われ、Nicholasより実際は7歳も年上で、英語のアクセントも違い、目の色も髪の色も全体の顔の印象も違うFredericをNicholasとして接する人たち。
実際にNicholasを装ったFredericのインタビューやNicholasの家族のインタビューが前編に渡り流れますが、終盤に近づくにつれて一体誰の言葉が本当で何が真実なのだろうかと思わされる内容でした。
これが本当に起こったことなのだと思うと世の中奇異なことは起こるのだなと思わされた一本。
普段あまり映画を見ないのですが、クリスマスに時間がたっぷりあったのでみんなで映画鑑賞となり見た映画。
「The Imposter」というドキュメンタリー映画です。
BAFTAではBest documentary枠にノミネートされてましたが、入賞はならず。
1994年に13才で失踪したアメリカテキサス出身のNicholas Barclayを装ったフランス人Frederic Bourdinの実話に基づくドキュメンタリー。
アメリカのFBIなどが面談などをしたにも関わらず、Nicholasを装ったFredericはNicholas本人と認められスペインからアメリカに上陸を果たします。
それだけでも驚きですが、TV出演したり、家族からも家族として扱われ、Nicholasより実際は7歳も年上で、英語のアクセントも違い、目の色も髪の色も全体の顔の印象も違うFredericをNicholasとして接する人たち。
実際にNicholasを装ったFredericのインタビューやNicholasの家族のインタビューが前編に渡り流れますが、終盤に近づくにつれて一体誰の言葉が本当で何が真実なのだろうかと思わされる内容でした。
これが本当に起こったことなのだと思うと世の中奇異なことは起こるのだなと思わされた一本。
Tuesday, 27 November 2012
桐島、部活やめるってよ
映画は普段あんまり見ないのですが、日本に帰る時と日本から戻って来る時にはせっかくなので邦画を心がけて見るようにしています。
今回日本から帰ってくる時に見たこの「桐島、部活やめるってよ」という不思議なタイトルの映画。
タイトルになっている「桐島」自身は登場せず、桐島を取り囲む周りの生徒達の心模様を通して「桐島」が部活をやめるに至った心模様を描いているというような内容。・・・だと思いました。
結構解釈は見た人によって違うのかなぁという感じで、自分が学生時代に部活やってたかとか、部活での友人関係がどうだったかとか、恋してたかとか、その頃自分が思い描いていた未来はどんなんだったかとか・・。
中高とも一応運動系の部活をやっていた私は、「桐島」の漠然とした不安とか、でも部活での結束の強さで繋がっているところとか、なんとなくやけど昔を思い出して懐かしくなったり。
でも私は全く典型的ではない高校生だったので、放課後ギターを背負ってチャリで友人宅に向かうとか、ラジオ番組を聴きながらUKロックなるものに
翻弄されていたり、傍らで天気図を描いたりする青春時代でした。
彼氏と待ち合わせて下校とかしてみたかったなと今更ながら思うわけです。
まさにないものねだり的な。
でも高校生の時の子供でも大人でも中途半端な感じと、あほなことできゃーきゃー騒いでたり、こっそりライブに行ったり、
まさに私にはスリル満点な毎日で単純に毎日毎日楽しかったことを思いださせてくれる映画でした!
原作の本を是非読んでみたいところです。
今回日本から帰ってくる時に見たこの「桐島、部活やめるってよ」という不思議なタイトルの映画。
タイトルになっている「桐島」自身は登場せず、桐島を取り囲む周りの生徒達の心模様を通して「桐島」が部活をやめるに至った心模様を描いているというような内容。・・・だと思いました。
結構解釈は見た人によって違うのかなぁという感じで、自分が学生時代に部活やってたかとか、部活での友人関係がどうだったかとか、恋してたかとか、その頃自分が思い描いていた未来はどんなんだったかとか・・。
中高とも一応運動系の部活をやっていた私は、「桐島」の漠然とした不安とか、でも部活での結束の強さで繋がっているところとか、なんとなくやけど昔を思い出して懐かしくなったり。
でも私は全く典型的ではない高校生だったので、放課後ギターを背負ってチャリで友人宅に向かうとか、ラジオ番組を聴きながらUKロックなるものに
翻弄されていたり、傍らで天気図を描いたりする青春時代でした。
彼氏と待ち合わせて下校とかしてみたかったなと今更ながら思うわけです。
まさにないものねだり的な。
でも高校生の時の子供でも大人でも中途半端な感じと、あほなことできゃーきゃー騒いでたり、こっそりライブに行ったり、
まさに私にはスリル満点な毎日で単純に毎日毎日楽しかったことを思いださせてくれる映画でした!
原作の本を是非読んでみたいところです。
Tuesday, 1 May 2012
Submarine
Knock Knock
クノック クノック
また久しぶりに映画を見たので忘れないうちに。
Submarineという2010の映画。
15才の悩める少年Oliver Tate を演じた彼が良い味を出しすぎていました。
サウンドトラックはArctic MonkeysのAlex Turnerが手がけています。
音楽と映像がリンクして、OliverとJordanaが浜辺を走ったり、川辺で寝そべったりしてるシーンがとっても素敵でした。
15才ってこういうことで悩む年だったかなぁと遠い目・・・。
Joe Dunthorneの映画の原作となった本も読んでみようと思います。
Tomorrow I'll be quicker
I'll stare into the strobe light flicker
And afloat I'll stay
But I'm quite alright hiding today
Tomorrow I'll be faster
I'll catch what i've been chasing after
And have time to play
But I'm quite alright hiding today
And I will play the coconut shy
And win a prize even if it's rigged
I won't know when to stop
And you can leave off my lid, and i won't even lose my fizz
I'll be the polkadots type
I'll know the way back, if you know the way
But if you are, I am quite alright, hiding today
<Alex Turner/Hiding Tonight>
クノック クノック
また久しぶりに映画を見たので忘れないうちに。
Submarineという2010の映画。
15才の悩める少年Oliver Tate を演じた彼が良い味を出しすぎていました。
サウンドトラックはArctic MonkeysのAlex Turnerが手がけています。
音楽と映像がリンクして、OliverとJordanaが浜辺を走ったり、川辺で寝そべったりしてるシーンがとっても素敵でした。
15才ってこういうことで悩む年だったかなぁと遠い目・・・。
Joe Dunthorneの映画の原作となった本も読んでみようと思います。
Tomorrow I'll be quicker
I'll stare into the strobe light flicker
And afloat I'll stay
But I'm quite alright hiding today
Tomorrow I'll be faster
I'll catch what i've been chasing after
And have time to play
But I'm quite alright hiding today
And I will play the coconut shy
And win a prize even if it's rigged
I won't know when to stop
And you can leave off my lid, and i won't even lose my fizz
I'll be the polkadots type
I'll know the way back, if you know the way
But if you are, I am quite alright, hiding today
<Alex Turner/Hiding Tonight>
Sunday, 22 April 2012
Fish Tank
病み上がりでふらふらスーパーへ行く途中、ふと思いたってWandsworth Parkを通り抜けてみました。まだ視界がぐわんぐわんする感じ。
狙ったわけでもないのに写真に飛行機が入ってるのは、それだけ飛行機がよく飛んでるってことなんですね。あんまり普段気にしていないですが、気になりだすと飛行機の音は確かにすごい。
雲が落ちてきそう。と思ったらその何時間後には雨になって落ちてきました。やっぱりここはイギリス。
家に帰ったらやっぱりまだふらふらしたので、おとなしくしておくことに。
普段映画はあまり見ないのですが、イギリス映画であるFish Tankを見ました。
3年前ぐらいに出た映画みたいですが、東ロンドンのカウンシルエステートに住む若者が主役です。
最後の親子3人で踊ってるシーンが良かったな。
こういう葛藤の中で生きてる人たちはこの国にはどれぐらいいるんだろうかと思わされる映画でした。
さて、明日からまた楽しみがたくさんなので風邪などに負けている場合ではありません!気合だ気合!!
狙ったわけでもないのに写真に飛行機が入ってるのは、それだけ飛行機がよく飛んでるってことなんですね。あんまり普段気にしていないですが、気になりだすと飛行機の音は確かにすごい。
雲が落ちてきそう。と思ったらその何時間後には雨になって落ちてきました。やっぱりここはイギリス。
家に帰ったらやっぱりまだふらふらしたので、おとなしくしておくことに。
普段映画はあまり見ないのですが、イギリス映画であるFish Tankを見ました。
3年前ぐらいに出た映画みたいですが、東ロンドンのカウンシルエステートに住む若者が主役です。
最後の親子3人で踊ってるシーンが良かったな。
こういう葛藤の中で生きてる人たちはこの国にはどれぐらいいるんだろうかと思わされる映画でした。
さて、明日からまた楽しみがたくさんなので風邪などに負けている場合ではありません!気合だ気合!!
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