さだまさしさん著の「茨の木」という小説を少し前に読んだのですが、これを読み終えた後、本書のなかで何度も引用されているウィリアム・ワーズワースの詩であるThe Thornの全編を読みたくなって、詩集を購入した程です。
本書のほとんどはイギリスが舞台となっているため、実際にあった話のように思えてなりませんでした。
茨の木ってどんな木なんやろうというのがずーっと頭をぐるぐる回っていました。
だだっ広い丘の上に1本立っている棘棘していて幹がごつごつした古ぼけた木、雨にも風にも負けず凛と佇む茨の木。
そして、本書はさだまさしさんが自身のバイオリンのルーツをたずね、実際にスコットランド・グラスゴーを訪れた実話がベースになっています。
ご自身の音楽家としての楽器に対する愛着がひしひしと伝わってくるようでした。
家族のいろんな思い出や会話から伝わるお互いの思いが、とっても心温まる内容です。
私も茨の木を探しに行きたくなりました。
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