Tuesday, 9 August 2016
The Fall "映画 The Fall"
連日家に帰ってオリンピックを見るのが日課になっております。
7月末のことになりますが、久しぶりに素晴らしい映画を見たので記録しておこうかと。
映画館はBrixtonのRitzy。前から存在は知っていたけど私は初めて入りました。
で、見に行った映画ですが、「The Fall」という映画。
1984年のロサンゼルスオリンピックの女子3000メートルの決勝で起こった「転倒」についてアメリカ代表として走ったMary Deckerと南アフリカ生まれながら英国代表として走ったZola Buddの二人のコメントや回想や、当時のメディアに支配されていた様子などを描いた映画です。
残念ながら私は1984年のロサンゼルスオリンピックについては全く覚えていないのですが、その当時のメディアのあり方に翻弄された二人、世界情勢や南アフリカの情勢、政治的なことが大きく絡んだ状況、純粋に走りたい、誰よりも早く走ってオリンピックでメダルと取りたいという2人の夢が打ち砕かれた様子、30年以上経って再開する2人の様子などとっても胸が熱くなりました。
この日はなぜBrixtonまで足を運んだかというと、実はこの映画鑑賞後Mary DeckerとZola Budd本人と監督Daniel Gordonの3人のQ&Aがあったからなのです。
しかも、私たちの席は一番前!?ということで本当に1メートルぐらい目の前に3人が並んでいて、写真はないですがとっても真摯に質問に答えてくれていました。
一番印象的だったのは、Maryが本当に心底うんざり「オリンピックイヤーになると毎回映画のお話しがあったり、あの時のことを聞かれるのよね」って言ってたこと。いつか何かの形ですっきりけじめをつけたかったのかなと。
当時10代前半だった陸上好きの相方は、もう自分の目の前にZolaとMaryがいるということが本当に信じられない様で心から感動していました。
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