Tobias Jones著のBLOOD ON THE ALTAR-IN SEARCH OF A SERIAL KILLERを読みました。
イタリアにいた間に義母に勧められて読み出したところ、ものすごく引き込まれ結局本を借りてきて読み終えたという。
この本は実話に基づいた話で、作者がイタリアで過ごしていた頃にインタビューを続けていた件が、作者がイギリスに戻った後にまたしても偶然に再浮上するという内容。
1993年にイタリアはBasilicata州のPotenzaで謎の失踪を遂げる16歳の少女Elisa Claps。
そしてElisaを探し続ける家族。
失踪の日に不審な行動をとっていたDanilo Restivoに疑いが向けられるもののとそれを妨げるイタリアの根深い組織的隠蔽の数々。
少女の失踪は謎のまま。
2002年にイギリスはBournemouthで48歳のHeather Barnettが殺害され、その隣人として登場するのはまたしてもDanielo Restivo。
実話に基づく少女失踪事件と殺人事件の内容だけではなく、イタリアの歴史や特にBasilicata州のPotenzaやMateraの街の様子が詳しく書かれており、イタリアの倒壊した社会の状況や教会の実態なども記されています。
ちょうどイタリアのBasilicata州にいる間に読み始めたので、街の描写を読みながらその街に行くというなんとも新鮮な体験でした。
最近本を読むのがものすごく楽しくて、この本を読んだ後は英語と日本語の本を読めることに喜びを感じた次第。
読める本の幅がとても広がって嬉しい今日この頃です。
No comments:
Post a Comment