Wednesday, 17 April 2013

The Help

Kathryn Stockett著のThe Helpを読みました。

1960年代のアメリカはミシシッピが舞台。

有色人種のhelp(メイド)が白色人種の家庭に入り、白色人種の子供を育てていた時代のお話です。
helpのAibileen、その友人のMinnyと、Aibileenがhelpを勤める家庭の女主人Miss Leefoltの友人のMiss Skeeterの3人の間に生まれるお話。

この時代に有色人種は白色人種と同じバスルームを共有してはいけなかったり、同じ店で買い物できなかったりという時代背景。
有色人種の人々は白色人種の人々に雇われて生活をしているという立場。

法律によって隔てられた壁と、人々の心の中で引かれた線との狭間で揺れ動く人たち。

有色人種だからという理由で理不尽なことを突きつけられるhelp達の過酷な状況や、白色人種家庭で生涯働くhelpの家族のように彼らを思う優しい話など、現実を突きつけるストーリーを本にしようとするMiss Skeeterと、その話を伝えていく間に築かれていく肌の色を超えたAibileenとMinnyとMiss Skeeterの強い信頼関係。
そして、自分の身の危険と引き換えに自分達のことを話す他のhelp達。
将来肌の色に関係なく人々が同じように生きていける世界になりますようにという思いが溢れるような内容です。

お薦めです。


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2 comments:

  1. この写真、とっても好きです。
    写真の腕、本当に上がっていますね。
    いつも素敵ですよ。

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    Replies
    1. >たなかさん
      ありがとうございます!
      写真を撮る時はうまく撮れなくても良いので、自分の好きな風景を写真に収められたらなぁと思って撮っています。
      雨が多いと芝がこういう綺麗な緑になるので、雨の日は嫌とは言ってられませんね!

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