John O`Farrell著のTHE MAN WHO FORGOT HIS WIFEを読みました。
タイトルどおり奥さんのことを忘れてしまった男の人の話です。
主人公のVaughanは地下鉄に乗っている途中急に自分が誰で、今どこにいて、どこへ向かっているかを全て忘れてしまうという。
一般常識的なことは全て覚えているのに、自分に関すること、自分の過去、自分の家族については一切記憶がなくなってしまうのです。
こんなの自分の身に起こったら恐ろしすぎるのですが、本書はこの状況を辛気臭くなく、かなり面白いタッチで描かれています。
そしてこの主人公Vaughanは奥さんの顔も存在も全て忘れてしまうのですが、記憶を失ってから初めて見た奥さんにまた恋に落ちるという。
でも、それが全然ロマンチックな感じで書かれてないのがまた現実的というかなんと言うかおもしろいお話。
家族の絆とか夫婦の絆とか色々考える内容でした。
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