Friday, 13 September 2013

The Kite Runner

Khaled Hosseini著のThe Kite Runnerを読みました。
これもお友達にお借りした本ですが、前々からこの本が良いと人から聞いていたのでやっと読めたという感じです。

話は主人公AmirがアフガニスタンのKabulで過ごした幼少時代の話から始まります。
パシュトゥーン族であるAmirとその父Babaが雇っているハザーラ族の使用人のAliとその息子Hassan。
AmirとHassanは幼少時代を一緒に過ごし、友情を深めていきますがAmirのことを慕うHassanとは反対に、AmirはHassanのことを友達として接して良いのか、使用人として接したら良いのかという葛藤に陥ります。
紛争が始まる前のアフガニスタンのとても平和で田舎な様子がたくさん描かれています。

男の子らしい男の子になってほしいと願うBabaの願いとは裏腹に本を読むのが好きで運動などもあまり得意ではないAmir。
唯一得意な凧揚げでBabaの愛情を得ようとするAmir。そして糸が切れて落ちていく凧を追うHassan。凧揚げ大会の日の夕方起こった出来事がAmirとHassaの運命を決定的に変えていきます。

BabaとAmirは紛争が始まったアフガニスタンを去り、アメリカへと移住することになります。
Amirのアメリカでの生活ももう20年ほど経った頃、Babaの古い友人から会いたいのでパキスタンに来てほしいと連絡が入り、パキスタンに向かうAmir。
20年前の凧揚げ大会の夕方起こった出来事によって苦しみ続けるAmirがその苦しみから解かれるかどうかというミッションをBabaの友人によって託され、アフガニスタンの故郷Kabulに戻るAmir。

本当に苦しくなるほどに切ないお話ですが、登場してくる人たちの深い深い愛情がたくさん見え
とても良いお話なのでお奨めです。

"For you,a thousand times over"


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