Friday, 8 February 2013
METAMORPHOSIS at Lyric Hammersmith
今年に入ってからどうしたんですかというぐらいお芝居ばかり見に行っていますが、今度はHammersmithにあるLyricにて、
フランツ・カフカ原作の「変身(Metamorphosis)」のお芝居を見てきました。
音楽をNick Caveが担当するということで楽しみにしていたのですが、原作を読んだのは確か小学生か中学生の頃。
ある朝目覚めると巨大な虫になっていたというなんとも恐ろしいストーリーにばかり気がいって残りの部分をあんまり覚えていないという私の最悪な記憶力。
小説の中でもある朝自室のベッドで目覚めると、自分が巨大な虫になってしまっていることに気が付くグレーゴルですが、どんな虫かは具体的に書かれておらず読み手が想像することになります。このお芝居でも人の想像力をうまく使ったような演出でした。
舞台の空間の配置や視点を変化させるレイアウトも、大きな舞台転換がなくてもここまで見せれるんだなと思わされる工夫の数々。
虫になったグレーゴルのかなりアクロバティックな動きもすごかったです。
そしてとっても悲しい話の顛末。
Nick Caveの曲とグレーゴルの家族3人の暗闇から照らされたシルエット、息絶えたグレーゴルのシルエット。
ブランコに揺られるグレーゴルの妹グレーテ。
本当に泣きそうになりました。
原作の小説も短い話なので、今度読み返してみようと思います。
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