Wednesday 16 October 2013

Mummy,Come Home

Oxana Kalemi著の「Mummy,Come Home」を読みました。
この本も、自分では選ばないような本なのですが、ルーマニアから帰ってきて職場で自分の引き出しを開けたらこの本が入っていたという・・・。
ブログに書こうかどうか迷ったのですが、まぁ備忘録なので書いておきます。

ウクライナ出身のOxanaが貧困と夫からの暴力から耐えかねてトルコに出稼ぎに行き、そこで知り合った友人に割の良い仕事を紹介され、希望に満ちてその友人に付いて行った先に待っていたのは監禁状態の生活と売春婦として友人に売られたという事実。

国境を越え、精神的に肉体的にどんどんと傷ついていくOxana。

こういうことがあるというのはどこかで聞いたことがあったのですが、この本のような実話を読むと人の弱みに付け込んだり、人の信頼を逆手にとった形で、弱い立場の人がこういう負のサイクルに巻き込まれていくのだなと本当に恐ろしくなりました。

Oxanaのようにこんな状況の中でも助けようとしてくれる人に出会って、最後には保護団体に保護されて第二の人生を歩める人もいれば、この負のサイクルから抜け出すことが出来ない人もどれほどいるのだろうと考えると悲しい現実を見た気がしました。


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